ヒロラ – 絶滅危惧種と国立公園

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和名 : ヒロラ

学名 : Beatragus hunteri
分類 : ウシ目ウシ科
分布地域 : ケニア、ソマリア
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧IA類(CR) 体長120cm~200cm、体重80kg~120kg、尾長10cm~60cm、角長最大で70cm。体毛は全体的に黄褐色で下部は色が薄くなる、雌雄共に竪琴状の角を持つ。 低地の乾燥した草原に棲息している。オスをリーダーとした3頭程から最大で50頭の群れを形成するが、基本的には小さい群れで行動する。 食物は主に草本を食べる、乾燥地帯に棲息しているため乾きに強く水を飲まなくても長期間生きる事が出来る。 繁殖は3月~4月に活発に行われ、7ヶ月~8ヶ月の妊娠期間を経て1頭の子供を産む。メスは2年~3年で性成熟する、寿命は飼育下で10年程生きる。 1970年代には1万頭以上棲息していたが、1983年に7500頭になり、1996年には500頭まで減少している。 牛疫の蔓延、食用としての狩猟、家畜との競合、干ばつなどが減少理由と考えられる。

現状は保護が十分ではなく密猟以外にも、ライオン、リカオン、チーターなどの捕食動物に対してかなり脆弱になっている。

また、アフリカゾウが地面を踏みつける事で適切な棲息環境が作られていたが、ヒロラが棲息する地域のアフリカゾウは密猟によって激減したため棲息地が劣化してしまった事も減少した一因になっている。 ソマリア内戦やその後の政治的混乱の影響もあり、近年ソマリアでの状況は解っていない。
ケニア
・海岸州ツァボ東国立公園(Tsavo East National Park)

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