ニシハイイロペリカン – 絶滅危惧種と国立公園

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和名 : ニシハイイロペリカン

学名 : Pelecanus crispus
分類 : ペリカン目ペリカン科
分布地域 : 東南ヨーロッパ、中央アジア、中国
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧II類(VU) 体長160cm~180cm、翼開長290cm~350cm、くちばし約45cm、体重9kg~15kg。体毛は全体的に白色、胸に黄色い部分がある、飛翔できる鳥類の中で最大種。 河川や湿地など水辺に棲息する。 食物は魚で1日に約1200gの量を食べる、採食をする時は多くの場合2羽~5羽のグループで魚を追い詰めて捕まえる。

3月~7月になるとコロニーを形成して繁殖を行う、巣は草や枝や糞で作り、その中に2個~3個の卵を産む、抱卵はオスとメスが交代で4週間行う、ひな鳥は6週~7週で巣を離れて一時的な群れを形成する、その後更に100日~105日で自立していく。性成熟は3年~4年。 数世紀前の生息域はもっと広大でヨーロッパ北西部のライン川やエルベ川、ルーマニアにあるドナウ川の沿岸だけでも数百万羽が棲息していたが19世紀後半までに姿を消している。 減少した原因としては、ダム建設、魚の乱獲による食料の減少、農地拡大による湿地の減少や開発に伴う水質汚染などが考えられる。2005年の個体数は1万羽~1万4000羽。
ルーマニア
・ドブロジャドナウ・デルタ生物圏保護区(Danube Delta Biosphere Reserve)

ブルガリア

・シリストラ州スレバルナ自然保護区(Srebarna Nature Reserve)

カザフスタン

・コスタナイ州ナウルズム国立自然保護区(Naurzum State Nature Reserve)

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