ケナガクモザル – 絶滅危惧種と国立公園

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和名 : ケナガクモザル

学名 : Ateles belzebuth
分類 : サル目オマキザル科
分布地域 : ブラジル(アマゾナス州、ロライマ州)コロンビア、エクアドル、ペルー、ベネズエラ
IUCNレッドリストカテゴリー(ver.3.1) : 絶滅危惧IB類 (EN) 体長34cm~58cm、尾長61cm~88cm、体重700g~1000g。体毛は背部が黒く、前部が茶色や灰白色。 標高1800mまでの森林に棲息している。ケナガクモザルは昼行性で、尾と両手足を巧みに使って木を上る。 縄張りは150ha~250haの範囲で、大声を上げて他の動物に縄張りを示す。

群れの大きさは20頭~40頭程だが普段は群れ内部で小さなグループに分かれて生活をしている。

食物は主に果実で、果実の実らない季節には花や葉、土も食べる。 繁殖は1年を通じて行われる、妊娠期間は約7ヵ月で通常1頭の子供を産む。離乳は約1年で、性成熟は4年~5年とされる。 肉が美味とされ食用として乱獲されている。また多くの棲息地で開発により森林が伐採されている。個体数は過去50年で半分近く減少している。
ブラジル
・アマゾナス州ピコ・ダ・ネブリナ国立公園(Pico da Neblina National Park)

・ロライマ州

セラ・ダ・モシダーヂ国立公園(Serra da Mocidade National Park)

コロンビア

・アマソナス県アマカヤク国立自然公園(Amacayacu Natural National Park) チリビケテ国立公園(Serrania de Chiribiquete Natural National Park)

エクアドル

・ロハ県、サモラチンチペ県ポドカルプス国立公園(Podocarpus National Park)

・ナポ県

ヤスニ生物圏保護区(Yasuni National Park)

ペルー

・ロレート県パカヤサミリア国立保護区(Pacaya-Samiria National Reserve)

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